Wagtailの導入(その1)
ここから、このブログにおけるwagtailのセットアップについて、少しずつ書いていきたいと思います。
pyenv の導入
Wagtail、及びDjangoはPython製のアプリケーションです。Arch Linuxにおいては、システム内部のアプリケーションは原則的に常に最新のバージョンが入ることになります。Wagtail、Djangoを使う際には、動作が確認されているバージョンのPythonを使用したいので、ユーザーローカルでPythonのバージョンを固定して使用したいと思います。
このサイトでは、pyenvを使って、システムとは異なるバージョンのPythonを使用することとします。
github からpyenvを引っ張ってきます。
$ git clone https://github.com/pyenv/pyenv.git ~/.pyenv
このサイトでは.bash_profile
に以下の3行を追加しています。
export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"
export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"
eval "$(pyenv init -)"
.bash_profile
の編集後、
$ source .bash_profile
これで、pyenv コマンドが実行できるようになり、ユーザーのpythonコマンドのパスは、~/.pyenv/shims/
となります。
pyenv でpython のバージョンを指定してインストールします。このとき、pythonは~/.pyenv/
にインストールされます。
(例)python 3.7.0 をインストールする場合
$ pyenv install 3.7.0
Python パッケージの導入
~/.pyenv/
にPythonがインストールされ、python 関係のコマンド(pipなど)のパスが~/.pyenv/shims/
に設定されているとします。ここでwagtail でサイトを構築するためのpythonパッケージをインストールします。
wagtailの導入の方法は、公式のドキュメントに記載されています。基本的には、以下のコマンドで~/.pyenv/ 以下にPythonのパッケージがインストールされます。
$ pip install wagtail
なお、このサイトでは、ブログのプラグインである puput 、データベースにMariaDB(mysql )に接続するためのmysqlclient、ついでにuwsgiについてもpip でインストールします。
なお、puput のインストールについてはpuputの公式ドキュメントを参考にしてください