skkの各種設定について
Neovimでは、skkeleton、その他のアプリケーションでは、fcitx5-skkを使用しています。
キーバインド
Arch linuxの場合、 キーバインドについては /usr/share/libskk/rules/
ディレクトリ内に各プロファイルごとに定義されています。
独自のキーバインドのルールを定義するには、~/.config/libskk/rules/
というディレクトリを作成して、その中でプロファイルを作成することになります。
絵文字を使う
「すし」と入力して寿司🍣の絵文字が出るようにしたいものです。そのためには、既定ではEUCで作成されている辞書をUTF-8に変換し、絵文字の入った辞書ファイルと結合させることを考えます。
具体的な手順としては、こちらの記事が参考になりました。
- skkの規定の辞書ファイル(
SKK-JISYO.L
)に対して、nkfコマンドを使います。nkf -w -Lu SKK-JISYO.L > SKK-JISYO.L.utf8
- 絵文字の入った辞書ファイルをダウンロードします。今回は、SKK-JISYO.emoji-ja を使用することにします。
skkdic-expr2
コマンド(Arch Linuxではskk-tools パッケージに入っています。)で、上の2つの辞書を結合させます。
(例)
skkdic-expr2 SKK-JISYO.L.utf8 SKK-JISYO.emoji-ja.utf8 > SKK-JISYO.L+emoji.utf8
fcitx5-skkの設定ファイル
Arch Linuxの場合、fcitx5-skk のユーザー設定ファイルは、~/.local/share/fcitx5/skk/
ディレクトリ内にあります。先ほど結合して作成した辞書ファイルを使用する場合、このディレクトリ内にある、dictionary_list
というファイルに、以下の行を追加します。
encoding=UTF-8,file=(辞書が置いてあるディレクトリ)/SKK-JISYO+emoji-utf8.L,mode=readonly,type=file