自ら環境を構築して執筆するブログ

yaskkserv2を使用して、SKK上でGoogle Japanese Input を有効にする

日本語入力メソッドであるSKKをもっと快適に使うことを考えます。

yaskkserv2を使用すれば、Google Japanese Input のAPIによる語句変換を行うことができます。

yaskkserv2のビルト

手順は githubに書いてあるとおりです。(Arch Linux の場合、事前にrustパッケージをインストールしておく必要があります。)

$ cargo build --release
$ cp -av target/release/yaskkserv2 /YOUR-SBIN-PATH/
$ cp -av target/release/yaskkserv2_make_dictionary /YOUR-BIN-PATH/

yaskkserv2を使う

これもgithubに書いてあることです。まず yaskkserv2_make_dictionary コマンドで、 SKK 辞書から yaskkserv2 用の dictionary を作成します。

作成したdictionary を仮に /tmp/dictionary.yaskkserv2とします。yaskkserv2 コマンドでサーバーを起動させます。

# yaskkserv2 /tmp/dictionary.yaskkserv2

Google Japanese Input を使用する場合、-google-suggest オプションをつけます。

fcitx5-skkの設定

Arch Linuxの場合、fcitx5-skk のユーザー設定ファイルは、~/.local/share/fcitx5/skk/ ディレクトリ内にあります。

そのディレクトリ内のdictionary_listというファイルに、以下の行を追加します。

host=localhost,port=1178,type=server

yaskkserv2の自動起動

PCを起動させた際に、yaskkserv2のサーバーを自動で起動させたいと思い、いろいろ試しました。結局、Lxqtデスクトップの設定(GUI)のセッションの設定→自動起動の項目から設定しました。

私の環境の場合、~/.config/autostart デォレクトリ内に適当な名前のファイル(例えば、yaskkserv2.desktop)を作成して、以下の内容を記載すれば良いみたいです。

[Desktop Entry]
Exec=yaskkserv2 --google-japanese-input=notfound --google-suggest  /(辞書のパス)/dictionary.yaskkserv2
Name=yaskkserv2
Type=Application